Sermorelinは、GHRH(1-29)-NH2としても扱われるGHRH類似体です。GHRP-2/GHRP-6のようなGHSR側ではなく、下垂体のGHRH受容体側から成長ホルモン分泌を刺激するペプチドとして整理します。[1][2]
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 分類 | GHRH類似体 |
| 作用点 | GHRH受容体 |
| 投与経路 | 注射 |
| PED分類 | 成長ホルモン系、ペプチド |
| WADA | S2 |
特徴
Somatropinは成長ホルモンそのものを外から入れる薬剤ですが、SermorelinはGHRH側から内因性GH分泌を促すペプチドです。小児の特発性成長ホルモン分泌不全の診断・治療文脈でレビューされていますが、PED文脈では医療適応ではなくGH/IGF-1軸の刺激として扱います。[2]
CJC-1295やTesamorelinと同じGHRH類似体の棚に置けますが、半減期延長型のCJC-1295や承認薬としてのTesamorelinとは位置づけが違います。Sermorelinページでは、GHRH受容体側、GH/IGF-1、血糖、浮腫、注射部位反応を分けて読みます。[1]
リスク
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| GH/IGF-1軸 | GH分泌刺激によりIGF-1側まで評価対象になる。[2] |
| 血糖 | GH軸を刺激する薬剤として、空腹時血糖やHbA1cを確認する。 |
| 浮腫 | GH系薬剤で問題になりやすい水分貯留を見落とさない。 |
| 注射部位 | 発赤、腫れ、痛み、研究用ペプチドの品質・保存が別リスクになる。 |
| 競技規制 | WADA禁止表では成長ホルモン放出因子および関連物質はS2文脈で禁止対象になる。[3] |
出典
- PubChem: Sermorelin (PubChem / NCBI / Overview) ↩
- Prakash A, Goa KL. Sermorelin: a review of its use in the diagnosis and treatment of children with idiopathic growth hormone deficiency. BioDrugs. 1999;12(2):139-157. (PubMed / NLM / 1999 / Overview) ↩
- World Anti-Doping Agency: 2026 Prohibited List (World Anti-Doping Agency / Overview) ↩
更新: