AAS/SARMs使用時のニキビは、一般的な尋常性ざ瘡の病態に外因性のアンドロゲン受容体(AR)刺激が重なって起こります。皮脂、毛穴出口の詰まり、Cutibacterium acnes、炎症が連鎖し、顔だけでなく背中、肩、胸、上腕に広がることがあります[1][2][3]。
このカテゴリでは、発生メカニズム、薬剤別リスク、外用薬、内服薬、補助ケアを分けています。白ニキビ、赤ニキビ、膿疱、嚢腫では必要な対策が変わるため、症状段階ごとに読み分けられる構成です。
ニキビの基本
- ステロイドニキビの発生メカニズム
一般的なニキビの皮脂、毛穴詰まり、アクネ菌、炎症に、AAS/SARMsのAR刺激がどう重なるかを説明しています。 - 薬剤別ニキビリスク比較
テストステロン、DHT系、19-nor系、経口剤、SARMsを、体幹部ニキビと濃度変動の観点で比較しています。 - ステロイドニキビ対策
皮脂増加、白ニキビ、赤ニキビ、膿疱、嚢腫を分け、外用薬と受診ラインをつなげています。
外用薬と補助ケア
- CICA(ツボクサエキス)
過酸化ベンゾイルやトレチノインで出る乾燥、赤み、ヒリつきを支える補助ケアです。 - レチノールで済む白ニキビ、済まない体幹部ニキビ
市販レチノールが届く軽い毛穴詰まりと、医薬品外用薬や受診が必要な炎症性ニキビを分けています。 - 過酸化ベンゾイル(ベピオ)
赤ニキビ、軽い膿疱、背中・肩の面で出る炎症性ニキビに使われる外用薬です。 - トレチノイン外用薬
白ニキビ、黒ニキビ、繰り返すコメドに使う医薬品外用レチノイドです。
内服薬と栄養補助
- ベータカロテンではステロイドニキビを止められない
ビタミンA栄養を支える成分と、体幹部の炎症性ニキビを止める治療薬は別です。 - 経口イソトレチノイン
重症ニキビで使われる全身治療です。AAS/SARMs文脈では肝機能、脂質、乾燥、筋骨格症状、催奇性の管理が重なります。
出典
- Moradi Tuchayi S, et al. Acne vulgaris. Nat Rev Dis Primers. 2015;1:15029. (PubMed / NLM / 2015 / Pathophysiology) ↩
- Del Rosso JQ, Kircik L. The primary role of sebum in the pathophysiology of acne vulgaris and its therapeutic relevance in acne management. J Dermatolog Treat. 2024;35(1):2296855. (PubMed / NLM / 2024 / Sebum and acne pathophysiology) ↩
- Effects of anabolic-androgenic steroids on the pilosebaceous unit (PubMed / NLM / 1992 / Overview) ↩