Nandrolone系は、関節の楽さ、バルク、回復の利点がある一方で、性機能、気分、睡眠が崩れることがある。DecaとNPPは同じNandroloneでも、エステルの長さが違うため、悪い反応が出た後の修正速度が違う。
プロラクチンだけを下げれば解ける話ではない。E2、DHT系、Testosterone量、睡眠、メンタル、エステルの残留が絡む。
NPPとDecaの置き方
NPPは初回19-norで反応を見やすい
NPPは100mg EODから150mg EOD、Testosteroneは150mg EOD前後に置く形が組まれやすい。週量にするとTestosterone 525mg/週、NPP 350-525mg/週になる。短いエステルなので、性機能や気分が崩れた時にDecaより切りやすい。
| 構成 | 週量の目安 | 見る変化 | 崩れ方 |
|---|---|---|---|
| Test 500 + NPP 350-375 | 16週 | 関節、回復、サイズ | 水分、性欲、気分 |
| Test 525 + NPP 525 | 5週目以降だけ増量 | 強いバルク、関節感 | 勃起、射精感、感情の鈍さ |
| NPPを3週試してDeca判断 | 導入短期 | Nandrolone耐性 | Deca移行後に戻しにくい |
Decaは250-400mg/週でも長く残る
Decaは100-600mg/週まで幅広く語られるが、現実的には250-375mg/週でバランスを見る例が多い。カット中に関節目的で100-200mg/週、バルクで400mg/週をTestosterone 500-750mg/週に重ねる形もある。長く残るため、合わない反応が出るとNPPより引きずる。
Testosterone 375mg/週、Nandrolone 375mg/週、EQ 450mg/週のような複合バルクでは、関節や強さの利点と、E2、EQの血液側、Nandroloneの性機能問題が同時に出る。単剤の良し悪しではなく、スタック全体で見る必要がある。
性機能が崩れる場面
性欲と勃起は同じではない
性欲はあるのに勃起が弱い、性欲自体が落ちる、射精感が変わる、感度が鈍る。Nandroloneでは出方が一つに固定されない。E2が低い、E2が高い、DHT系が弱い、睡眠が悪い、プロラクチンが高い、心理面が落ちている、どれでも性機能は崩れる。
カベルゴリンだけで片づけない
プロラクチン対策薬を持っていることは、Nandroloneを続けられる条件ではない。P5Pやカベルゴリンで改善する人もいるが、E2やDHT系がズレている場合は戻らない。対策薬を増やすほど、Nandrolone本体、Testosterone量、E2、睡眠の原因が見えにくくなる。
メンタルが崩れる場面
怒りより平坦化が出る
Nandroloneでは、Trenboloneのような攻撃性より、やる気の低下、感情の鈍さ、気分の沈みが問題になりやすい。本人は「落ち着いている」と感じても、トレーニング意欲、仕事、対人面が鈍るなら副作用として見る。
高用量Decaは睡眠と血圧も重い
Deca 500mg/週をTestosterone 600-750mg/週に重ねた例では、強さ、回復、関節の利点と同時に、血圧、睡眠、発汗、性機能、嫉妬や衝動性が問題になることがある。筋量が増えても、生活側の悪化が大きいなら上級バルクとして成立しにくい。
初回19-norの判断表
NPPで反応を見てからDecaへ進む
| 状態 | NPPで見ること | Decaへ進みにくい理由 |
|---|---|---|
| 関節が楽で重量が伸びる | 腱を過信して重量を急に上げない | 長いエステルで怪我と水分が残る |
| 性欲や勃起が落ちる | E2、DHT系、睡眠、プロラクチンを分ける | Decaでは戻しにくい |
| 気分が平坦化する | 用量を上げず短い側で切る | Decaで数週間引きずる |
| Test/EQと併用する | EQの低E2と血液側を同時に見る | Nandroloneだけの問題に見えない |