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Masteronを足すリコンプサイクル例

MasteronをTestosterone E/Cに足す場合のリコンプサイクル例。
ここではTestosterone E/C 350-400mg/週を12週、Masteron 200-300mg/週を同じ期間入れるケースについて解説する。

サイクル概要

Testosterone E/C 350-400mg/週にMasteron E 200-300mg/週を重ねる12週サイクル。Masteron Pで同じ目的を狙う場合は、50-75mg EODで別に組む。

使用するAAS等

MasteronはDHT由来の注射AASで、エストロゲンへ変換されない。プロピオン酸エステルの半減期は約2.5日、エナント酸エステルは約10日なので、Propは体感と撤退が早く、Enanthateは注射頻度を下げやすい。[1][2]

投与スケジュール例

以下は、Testosterone E/C 350-400mg/週にMasteron E 200-300mg/週を足す12週サイクル例。

Testosterone E/CMasteron E投与間隔
1350mg/w200mg/wE3.5D
2350mg/w200mg/wE3.5D
3350mg/w200mg/wE3.5D
4350mg/w200mg/wE3.5D
5350mg/w200mg/wE3.5D
6350mg/w200mg/wE3.5D
7400mg/w300mg/wE3.5D
8400mg/w300mg/wE3.5D
9400mg/w300mg/wE3.5D
10400mg/w300mg/wE3.5D
11400mg/w300mg/wE3.5D
12400mg/w300mg/wE3.5D

Masteronの評価点は体重増ではなく、低体脂肪時の硬さ、性欲、気分、水分感の変化になる。
体脂肪が高い状態では見た目の差が出にくく、髪、皮脂、ニキビ、短気さが先に目立つ。

起こりやすい副作用

Masteronでは、皮脂、ニキビ、脱毛、短気さ、不安、低E2様の関節感、脂質悪化、血圧上昇が出ることがある。DHT系なので、5α還元阻害薬でDHTへの変換を止める対象ではない。[1][3]

用意するバイアルの数

投与量と総Masteron量

投与量期間総Masteron量
200mg/w12w2400mg
300mg/w12w3600mg
200mg/w16w3200mg
300mg/w16w4800mg

基準は200mg/週で12週。300mg/週へ上げる場合は、硬さより先に髪、皮脂、脂質、気分が崩れないかを確認する。

用意するバイアルの数

10mLバイアルを想定した本数。表の本数は総量を満たす最小数。

投与量期間総量100mg/mL200mg/mL
200mg/w12w2400mg3本2本
300mg/w12w3600mg4本2本
200mg/w16w3200mg4本2本
300mg/w16w4800mg5本3本

Masteron Pは100mg/mLが多く、EOD注射になりやすい。Masteron Eは200mg/mLなら週2回で組みやすい。

一回ごとの注射量

Masteron単体の1回量。

Masteron投与間隔100mg/mL200mg/mL
200mg/wE3.5D1.00mL0.50mL
300mg/wE3.5D1.50mL0.75mL
50mgEOD0.50mL0.25mL
75mgEOD0.75mL0.38mL

Masteron PをEODで打つ場合は、体感の修正が早い一方で注射回数が増える。Masteron Eは楽だが、髪、皮脂、気分が合わない時の修正は遅い。

AI(アロマターゼ阻害剤)の準備・使用

Masteron自体はアロマ化しないため、MasteronのためにAIを増やす薬ではない。Testosteroneを土台にするためAIは準備するが、Masteronを足すと水分感が抜け、低E2様に見える症状が混ざる。

AI(アロマターゼ阻害剤)を投与するタイミング

乳首のかゆみや痛み、むくみ、血圧上昇がTestosterone側のE2症状として出た時点でAIを検討する。硬さ、乾き、関節感だけを理由にAIを増やすと、E2管理でいう低E2側の失敗になりやすい。

Masteronを外すタイミング

脱毛、皮脂、ニキビ、短気さ、不安、脂質悪化が強い場合、Masteronを300mg/wへ上げる場面ではない。見た目が出ない体脂肪なら、用量を上げても副作用だけが増えやすい。

AI(アロマターゼ阻害剤)の選び方

Masteronを足す場合でも、AIの基本はアナストロゾール(アリミデックス)から考える。AIの薬剤差はAI(アロマターゼ阻害薬)の選び方で比較している。

出典

  1. Kicman AT. Pharmacology of anabolic steroids (British Journal of Pharmacology / 2008 / Overview)
  2. Petit JC, et al. Hormonal therapy of advanced breast cancer with drostanolone propionate. Bull Cancer. 1971;58(5):637-641. (PubMed / NLM / Overview)
  3. LiverTox: Androgenic Steroids (NCBI Bookshelf / Overview)