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AAS/SARMs使用中の血液検査

AAS/SARMsサイクルでは、体感だけで原因は特定できません。眠れない、性欲が落ちた、乳首が痛い、疲れる、パンプが強い。症状は入口になりますが、数値がないとE2、抑制、脂質、肝機能、ヘマトクリットの異常を区別できません。
使用前の元値はAAS/SARMs開始前に必要な血液検査と生活記録に、終了後の戻りはPCT後・クルーズ移行後の血液検査に詳しい説明があります。オン期間中の血液検査では、薬剤によって動いた項目を確認します。

5-6週の中間検査

テストステロンE/Cは谷間でそろえる

エナント酸テストステロンやシピオン酸テストステロンを週2回で打つ場合、5-6週の採血は次の注射直前に合わせると比較しやすくなります。総テストステロン、遊離テストステロン、E2、CBC、脂質、AST/ALT、クレアチニン/eGFR、血圧を同じ週に確認します。注射直後、睡眠不足、脱水、強い脚トレ直後の採血は解釈が濁ります。採血日と注射日が毎回ずれると、テストステロンやE2の上下を薬剤反応と誤認しやすくなります。

E2は症状と血圧を同じ週で確認する

乳首、むくみ、皮脂、性欲、関節、気分だけでE2の高低は決めません。E2、血圧、体重増、AI使用歴、SERM使用歴を同じ週に並べます。高E2と低E2の症状が重なる場面は高E2と低E2を血液検査で区別するで詳しく説明しています。

薬剤別に動きやすい項目

経口AASは脂質と肝機能が先に崩れる

アナバー、ウィンストロール、スーパードロール、ジアナボルでは、体感が良くてもHDL低下、LDL上昇、AST/ALT上昇が先に悪化することがあります。ジアナボル追加後に体重、挙上重量、血圧、乳首痛が同時に動いた経験談のように、経口AASは良い体感と悪い数値が同じ週に出やすい薬剤群です。最終4-6週だけ経口剤を足す構成でも、追加前と追加2-4週後で脂質、ApoB、AST/ALT、GGT、血圧を確認します。

ボルデノンと高用量テストステロンはCBCと血圧を確認する

ボルデノン(EQ)や高用量テストステロンでは、ヘモグロビン、ヘマトクリット、血圧、安静時心拍数が問題になりやすくなります。息切れ、頭痛、顔の赤み、睡眠の質低下が出る前に、CBCと家庭血圧で上昇幅を確認します。血液検査ガイドでは、ヘモグロビン、赤血球、白血球分類を含む血液学が健康確認の軸として挙げられています。水分が抜けて見た目が良くても、CBCと血圧が悪化していれば良い変化ではありません。

SARMsは軽い体感と数値悪化がズレる

オスタリン、LGD-4033(リガンドロール)、RAD-140(テストロン)では、注射AASほどの体感がなくてもLH/FSH、総テストステロン、HDL/LDL、AST/ALTが動くことがあります。RAD-140相談では、開始前検査を取っていても4週でALTが大きく上がり中止に向かった例があります。8週サイクルでも中間検査を省くと、疲労や食欲不振が肝機能由来なのか、睡眠や摂取不足なのか判定できません。

使用中検査の表

項目と読み方

項目使用中の確認内容動きやすい構成
E2むくみ、乳首、性欲、関節、AI履歴との一致テストステロン、ジアナボル、AI、プリモボラン、ボルデノン
CBCヘモグロビン、ヘマトクリット、息切れ、血圧高用量テストステロン、ボルデノン、脱水
HDL/LDL/ApoB心血管リスクの悪化幅経口AAS、SARMs、増量期
AST/ALT/GGT肝機能悪化の幅経口AAS、RAD-140(テストロン)、LGD-4033(リガンドロール)
クレアチニン/eGFR体重増、血圧、脱水の影響増量期、高血圧、強いトレーニング
プロラクチン乳首症状、性機能、19-nor反応ナンドロロン、トレンボロン

検査タイミング

時点目的主な項目
5-6週E2、CBC、脂質、肝機能の中間確認E2、CBC、HDL/LDL、AST/ALT、血圧
経口追加前経口AAS追加前の値を確保HDL/LDL、ApoB、AST/ALT、GGT
経口追加2-4週後経口AAS継続の可否脂質、肝機能、血圧
SARMs 4週抑制、脂質、肝機能の異常LH/FSH、総T、HDL/LDL、AST/ALT

16週テストステロン例

500mg/週なら6週前後に一度採血する

テストステロンE/Cを500mg/週で16週置く場合、6週前後でE2、総テストステロン、CBC、脂質、AST/ALT、血圧を確認します。ここでE2と血圧が荒れているなら、9-12週の重量伸びより先に水分、塩分、AI履歴、注射間隔を修正します。

経口追加は別の検査枠にする

テストステロン500mg/週にアナバー、トゥリナボル、アナドロールを最終4-6週だけ足す場合、追加前の脂質と肝機能を取ります。追加後にHDL、LDL、AST/ALT、血圧が動けば、テストステロン単独ではなく経口剤の影響として扱えます。